相続の話は事前にきちんとする 金融関連ニュース 2016年11月22日 相続すると一気に財産をもらえるような気がするのですが、 実は、相続税がとられるので、 もらう財産によっては、処理が難しいときもあって 苦しい状況に立たされたりもするようです。 親が亡くなっての相続は、かなしい時期でもあるのに、 そんなことまで頭がまわらない場合もあったりで、 結果として損をしてしまいそう。 という事態に陥らないためにも、 親が元気なうちから相談しあい、 できるだけ相続税がかからないよう、 きちんと備えておくのが大切ですね。 なかなか話しにくい相続の話でも、 しっかりしているうちにきちんとしておくと、 後が楽だしトラブルが少なくて済むのでよりよいかもです。 ----------------------------------------- 私が資格取得に向けて集中できたのも、両親が幼い息子を預かってくれたからです。そんな両親も今や終活や視野に。実は父も税理士なので、公私両面で相続税に常日頃から向き合っています。昨年から相続税の基本控除が4割減少し、関心が高まっていますが、そんな中で一番はじめに頭に浮かぶ対策は生前贈与です。 ここで特に触れたいのは、孫に対する教育資金。一括で贈与しても1500万円までなら贈与税はかかりません。ただし、金融機関に届け出が必要な点、対象が30歳未満の孫である点、30歳を超えて残っている教育資金には贈与税が加算される点が留意事項です。 いつの世も、親が子を、孫を思う愛情はありがたいもの。節税して家族円満、一族繁栄(?)をめざしましょう。 (読売新聞-2016/11/22) ---------------------------------------- PR